自動車はとても便利なものですが、持っているだけで税金や車検代やガソリン代、駐車代など、さまざまな経費がかかってしまう乗り物だから、できれば安く済ませたいと思いませんか?

こんなお悩みを解決します。
この記事でわかること
- 自動車にかかる維持費の種類
- 自動車にかかる維持費の節約方法
車の維持費には、車を所有することでかかる「自動車税」「自動車保険料」と車を走らせるためにかかる「ガソリン代」、車を維持するために必要な「メンテナンス代」が必要になります。
自動車にかかる費用を節約するには
- 保険料を見直す
- 車検や整備費用を見直す
- 軽自動車やハイブリッド車を選ぶ
- マイカーリースを活用する
この4つのポイントを抑えることが重要になります。
本記事では、自動車にかかる維持費の見直し方と安く自動車に乗る方法を解説していきます。

自動車の維持費とは?
車を所有することでかかる「自動車税」「自動車保険料」と車を走らせるためにかかる「ガソリン代」、車を維持するために必要な「メンテナンス代」が必要になります。全て必要な費用であり、これら自体をなくすことはできません。特に「自動車税」や「自動車保険料」は、自動車を走らせなくても固定で支払うことになります。
また、自動車を購入したときには本体の購入費用がかかり、ローンで購入した場合、毎月分割で支払うことになります。
自動車にかかる税金
自動車にかかる税金は、自動車を購入したときに「自動車取得税」と「重量税」、「消費税」がかかります。また毎年、自動車税(軽自動車税)がかかり、車検の際には重量税がかかってきます。
自動車税は用途や排気量に応じて課税額が決まります。また重量税は車両の重さによって決まりますが、軽自動車は年間で6,600円となっています。
自動車にかかる税金
購入時:「自動車取得税」「重量税」「消費税」
毎年:「自動車税(軽自動車税)」
車検時:「重量税」


自動車税・軽自動車税の税額
用途区分 | 総排気量 | 新車登録時期別の税額 | |
---|---|---|---|
2019年9月30日以前 | 2019年10月1日以降 | ||
自家用乗用車 | 1リットル以下 | 29,500円 | 25,000円 |
1リットル超~1.5リットル以下 | 34,500円 | 30,500円 | |
1.5リットル超~2.0リットル以下 | 39,500円 | 36,000円 | |
2.0リットル超~2.5リットル以下 | 45,000円 | 43,500円 | |
2.5リットル超~3.0リットル以下 | 51,000円 | 50,000円 | |
3.0リットル超~3.5リットル以下 | 58,000円 | 57,000円 | |
3.5リットル超~4.0リットル以下 | 66,500円 | 65,500円 | |
4.0リットル超~4.5リットル以下 | 76,500円 | 75,500円 | |
4.5リットル超~6.0リットル以下 | 88,000円 | 87,000円 | |
6.0リットル超 | 111,000円 | 110,000円 | |
自家用乗用軽自動車 | 一律 | 10,800円 | 10,800円 |
出典:ソニー損保「毎年発生する自動車税・軽自動車税とは?」
自動車保険の種類
自動車保険には、自動車を運転する全ての人が加入を義務付けられている「自賠責保険」と、個人で加入するかどうかを決められる「任意保険」の2種類が存在します。
自賠責保険で補償されるのは対人のみです。相手の車や自分の車の車を壊してしまった場合は全て自己負担になってしまいます。また、運転者自身のケガなどは補償の対象外となります。
自賠責保険の補償内容
対人 | 物損 |
傷害 120万円 (治療費/休業補償/慰謝料) |
補償なし |
死亡時 3,000万円 (逸失利益/治療費/慰謝料/葬儀費用) |
|
後遺障害時 4,000万円 (逸失利益/治療費) |


自賠責保険の保険料
保険期間 | 12ヵ月 | 13ヵ月 | 24ヵ月 | 25ヵ月 | 36ヵ月 | 37ヵ月 |
普通自動車 | 13,410円 | 14,090円 | 21,550円 | 22,210円 | 29,520円 | 30,710円 |




自賠責保険だけでは万が一の事故の際に補償が足りなくなってしまう為、任意保険への加入がオススメされています。
自賠責保険は、ケガをされた人への補償は120万円、後遺障害を負われた人へは最高4,000万円、死亡された方へは最高3,000万円の補償内容となっています。
実際に事故を起こした場合、自賠責保険だけではカバー出来ない費用がかかってしまうので、必ず任意保険に加入しましょう。
任意保険の保険項目
基本項目 | 詳細 | 保険金額 | 加入の選択 |
対人賠償 | 被害者のケガに対する保険 | 無制限のみ | 必ず加入 |
対物賠償 | 被害者の財産に対する保険 | 無制限が基本 | 必ず加入 |
搭乗者傷害 | 車に乗っている人、全てに対する保険 | 500万円~ | 保険会社により異なる |
人身傷害補償 | 自分や家族、搭乗者のケガを補償する | 1,000万円~ | 保険会社により異なる |
自損事故 | ドライバーの単独事故でのケガを補償 | 1,500万円のみ | 保険会社により異なる |
無保険車傷害 | 相手方が保険非加入、当て逃げ時の補償 | 2億円 | 保険会社により異なる |
車両保険 | 自分の車のための補償 | 車両価格による | 選択可能 |
出典:価格.com「任意保険とは?」
任意保険に加入する上で、「対人賠償」と「対物賠償」は必ず加入する必要があります。それ以外の項目では、付帯の有無や保険金額の設定は加入者自身で決めれるため、ライフスタイルに合わせた補償内容を選ぶようにしましょう。
自動車の維持費を節約するには
自動車を維持するためにはさまざまな費用があり、支払う費用や時期はそれぞれ異なります。自動車にかかるお金は出来るだけ安くしたいという人も多いのではないでしょうか?


保険料を見直す
「自賠責保険」を見直す場合、12ヵ月で設定しているのであれば、36ヵ月に設定することでひと月の保険料を安くすることが出来ます。
また、「任意保険」は保険会社や補償内容を自由に選ぶことができるので、必要な補償内容やプランを見直すことで維持費を抑えることが出来ます。
車検や整備費用を見直す
車検やメンテナンスをディーラーでおこなうと費用が割高になってしまいます。
近隣の専門業者やガソリンスタンド、カー用品店などでおこなうことで、ディーラーに比べ大きく費用を抑えることが出来ます。
軽自動車やハイブリッド車を選ぶ
維持費は車種によっても大きく異なります。 軽自動車やハイブリッド車であれば、燃費がいいのでガソリン代の節約に繋がります。
また、軽自動車はガソリン代だけでなく、「保険料」や「税金」が安いので自動車にかける費用を抑えるのであれば軽自動車がオススメです。
マイカーリースを活用する
マイカーリースとは、月々定額制で車をリースすることができるサービスです。月額料金には、車両代金の他に自賠責保険料や税金なども含まれています。
また、購入時のように頭金は不要で、定額制なのでローン支払いのようにボーナス払いがなく、月々の負担は変動しません。
マイカーリースの特徴
- 月額料金に「保険料」「税金」が含まれている
- オプションで「法定点検」「車検点検料」を定額制に出来る
- 好きなメーカーに乗り換えが出来る
- リース会社からのサポートが充実
まとめ:維持費を節約してカーライフを満喫!

自動車にかかる費用を節約するには
- 保険料を見直す
- 車検や整備費用を見直す
- 軽自動車やハイブリッド車を選ぶ
- マイカーリースを活用する
この4つのポイントを抑えることが重要になります。
