
一人暮らしを始めたばかりの学生さんや新社会人のみなさんは光熱費が高いと感じたことはないでしょうか?
毎日の生活に必要不可欠だからといって、光熱費が高いことを放置してはいないでしょうか?
本記事では、平均的な光熱費と今すぐ実践できる光熱費の削減方法を詳しく解説していきます。
この記事でわかること
- あなたの光熱費が平均より高いか安いかがわかる。
- 電気代がかかる家電と節約方法がわかる。
- 水道代、ガス代がかかる場所と節約方法がわかる。

あなたの光熱費は平均より高い?安い?

光熱費は住んでいる部屋の広さ、使っている家電や家で過ごす時間などライフスタイルによって変わってきます。
総務省が毎年行っている「家計調査」を参考に、水道光熱費の平均額と自身の光熱費を見比べてみましょう。
一人暮らしの水道光熱費の平均額
大都市エリアの水道光熱費の平均額はひと月あたり、7,875円となっています。
大都市エリア一人暮らしの水道光熱費平均額
期間 | 2019年10月から12月期 |
電気代 | 4,140円 |
ガス代 | 2,082円 |
水道代 | 1,653円 |
上の表と自分の水道光熱費を見比べたとき、自分が支払っている水道光熱費は平均を上回っていないでしょうか?
日ごろの生活習慣を把握し、電気・ガス・水道の使い方を見直せば水道光熱費を削減することは可能です。

一人暮らしで電気代がかかる家電
電気代の平均額は4,140円です。自分の電気代が平均より高いのであれば、電気を使いすぎる家電の使い方を見直してみましょう。
一人暮らしで特に電気代がかかる家電は「エアコン」と「冷蔵庫」です。「エアコン」と「冷蔵庫」の消費電力を抑えるだけで毎月の電気代を抑えることが出来ます。
エアコン
エアコンの電気代目安は年間15,000円から50,000円程


温度設定で消費電力を節約
エアコンは電気代が最もかかる家電として有名です。エアコンの電気代はライフスタイルによって異なるものの、年間で15,000円から50,000円と高く、特に夏場や冬場は電気代の大半を占めています。
エアコンの節電方法で大切なことは設定温度です。エアコンは消費電力が大きく、夏に設定温度を低くしすぎても、冬に設定温度を高くしすぎても電力の消費量は増加します。
環境省が推奨するエアコンの設定温度は、冷房28℃、暖房20℃とされているので、自身が設定している温度と見比べてみましょう。また、エアコンは冷房時の温度を1℃上げることによって電気代が冷房で約13%、暖房時の温度を1℃さげることによって、暖房で約10%節電されるといわれています。
フィルター清掃で消費電力を節約
環境省によると、2週間に1回フィルターを掃除することによって、冷房で約4%、暖房で約6%の節電に繋がることが報告されました。
エアコンのフィルターにホコリが溜まっていると、通気が悪くなることによって性能が落ちキレイなフィルターに比べて電気代がかかってしまいます。
また、フィルターの目詰まりは電気のムダだけでなく、異常音や水漏れ、臭いなど故障の原因にもなってしまいます。
エアコンの風向きで消費電力を節約
冷たい空気は床に溜まり、温かい空気は天井に溜まります。そこで、冷房時の風向きは水平に、暖房時の風向きは下向きにすることによって空気の循環が良くなり冷暖房効果が高まります。
さらに、扇風機やサーキュレーターを合わせることによって、さらに空気の循環が良くなり冷暖房効果が高まります。
また、弱風や微風で運転すると、部屋が快適な温度に達するまでに多くの時間がかかかかってしまい、多くの電力を消費してしまいます。部屋の温度を設定温度にするのに最も効果的な運転は「自動運転」です。
冷蔵庫
冷蔵庫の電気代目安は年間5,000円から10,000円程


冷蔵庫は毎日電気をつけた状態なので、冷蔵庫の使い方を見直せば大きな節電に繋がります。
冷蔵庫に入れる量で消費電力を節約
冷蔵庫に食品を大量に詰め込みすぎると冷気の循環が悪くなってしまい、庫内を冷やすための消費電力が多くなってしまいます。
また、冷風口がふさがれることも電力を消費する原因になってしまうので、庫内に入れる量は7割程がベストだといえます。庫内はゆとりをもって食品を入れることが重要です。
逆に冷凍庫は隙間なく食品を入れることによって保冷効果が上がり節電に繋がります。
使用時の行動で消費電力を節約
冷蔵庫は無駄な開閉や、開閉時間によって電気の消費量を抑えることが出来ます。長時間冷蔵庫を開けていると冷気が外に逃げてしまい庫内を冷やすために大きな電力を消費することになってしまいます。
そこで、冷蔵庫カーテンを使うことによって冷蔵庫を開けた際に冷気が外へ逃げるのを防ぎ、消費電力を抑えることが出来ます。また、庫内の設定温度は「中」にしておくのがオススメです。
暖かいものを冷蔵庫に入れる際は、一度冷ましてから冷蔵庫に入れましょう。温かいまま冷蔵庫に入れてしまうと庫内の温度が上昇し、庫内を冷やすために必要以上の電力を消費してしまいます。



一人暮らしで水道代がかかる場所
電気代の平均額は1,653円です。自分の水道代が平均より高いのであれば、水道を使いすぎる習慣を見直してみましょう。
一人暮らしで特に水道代がかかる場所は「お風呂」「トイレ」です。「お風呂」と「トイレ」で約60%も占めています。
家庭での水道消費場所
TOTO「家庭での水消費量」より引用
お風呂の節水方法
一人暮らしをしていると、お風呂を沸かさずにシャワーで済ませてしまう人も多いのではないでしょうか。
水道代が高いと感じる場合、シャワーの出しっぱなしが考えられます。
シャワーを1分間出しっぱなしにすると、約12リットルの水が使われます。お風呂を溜める場合、一般的に180リットル溜めるので15分間シャワーを出し続けるだけでお風呂1回分の水道量が消費されてしまいます。
シャワーを使う場合は、こまめに止めて出来るだけ水を使う時間を減らしましょう。また、シャワーヘッドを節水タイプの物に変えることによって、同じ時間水を出し続けても水の使用量が減るので水道代の節約に繋がります。
注意ポイント
一人暮らしでガス代が高いと感じる場合は、シャワーの使い過ぎが原因になります。お風呂の節水を心がければ、ガス代も合わせて節約になります。
トイレの節水方法
トイレはメーカーによって違いはありますが、大と小で流す水量は大きく変わってきます。
人によっては毎回「大」で流す習慣が身についてしまっている人もいるので、流すときに意識的に「大」と「小」を使い分けて節水を心がけましょう。
まとめ
普段の何気ない行動の一つ一つを見直すだけで、水道光熱費は節約することが出来ます。
水道光熱費は毎月かかってしまう固定費になります。節約ポイントを習慣化することによって、毎月の固定費を削減し年間を通して数万円の節約になるのではないでしょうか。
誰でもすぐに実践できる内容なのでぜひ試してみてください。
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