本記事では、インデックス投資とは何か、また、インデックス投資のメリットとデメリット、インデックス投資の始め方を詳しく解説していきます。


インデックス投資とは、日経平均やTOPIX、ダウ平均、S&P500のような株価指数(インデックス)と同じ値動きを目指す金融商品(投資信託やETF)に投資をおこなう投資方法のことです。
この記事でわかること
- 「インデックス投資」とは何かがわかる。
- 「インデックス投資」の始め方がわかる。
- 「インデックス投資」にはどんなメリットとデメリットがあるのかがわかる。
主なインデックス投資商品
インデックスと同じ値動きを目指して設計された投資商品(投資信託やETF)には、日経平均のような株式の市場動向を示すインデックス以外にも、債券、REIT(不動産)などのインデックスもあります。

投資対象 | インデックス及び構成銘柄 |
日本株式 | 日経平均株価:日本企業を代表する大型225社
TOPIX(日本株式):東証1部上場の全銘柄(2,168社) |
米国株式 | ダウ平均:米国企業を代表する大型25社
S&P 500:米国企業を代表する大型500社 NASDAQ:米新興市場NASDAQ上場の全銘柄 |
先進国株式 | MSCI コクサイ・インデックス:日本以外の先進国(22ヵ国)の主要銘柄 |
新興国株式 | MSCI エマージング・マーケット・インデックス:中国やインドなど新興国(25ヵ国)の主要銘柄 |
日本債権 | NOMURA-BPI 総合指数:国債や社債など日本債券の主要銘柄 |
外国債券 | シティグループ 世界国債インデックス:先進国(23ヵ国)の国債 |
日本不動産 | 東証REIT指数:東証に上場する全てのJ-REIT銘柄(約64銘柄) |
外国不動産 | S&P 先進国REIT指数:先進国(26か国)の主要REIT銘柄 |
コモディティ(商品) | S&P GSCI 商品指数:原油、金、小麦など24種類の商品先物 |
インデックス投資の始め方
証券会社に口座を開設
インデックスファンドは投資信託の一種になるため、インデックス投資を始めるためには証券会社に口座を開設する必要があります。
投資信託自体はどこの証券会社でも取り扱いがありますが、なかでも楽天証券(2,651本)、SBI証券(2,655本)は他の証券会社に比べ2倍程の取扱数があるため、選択肢が広がるなどオススメの証券会社になります。
また、運用益による所得税を非課税にしたい場合は、「NISA口座」か「つみたてNISA口座」を選びましょう。
投資方針を設定する
インデックス投資はとても種類が多い金融商品になります。
200年間、暴落を乗り越えて右肩上がりに成長を続けるアメリカを投資対象にするのか、発展途中の新興国の将来性(ハイリスク&ハイリターン)を投資対象にするのかなど、投資対象によって、リスク&リターンが大きく異なってきます。
そのため、投資する際にはどの投資商品に資産を配分するのかという、アセットロケーションの設定が重要になってきます。
インデックスファンドを選ぶ(投資信託かETF)
投資方針、アセットロケーションが設定出来たらそれに沿ったインデックスファンドを選びましょう。
一つの経済指標に対して複数のインデックスファンドが存在していますが、対象の経済指標が同じであれば同じ値動きになってきます。しかし、商品によって信託報酬などのコスト面での違いがあるため注意が必要です。

注意ポイント
商品の種類:投資信託かETF
コスト:信託報酬や隠れコストを含めたトータルコストが低いほど良い
流動性:純資産総額が増えているほどパフォーマンスが良好
配当:配当がなくファンド内再投資であれば、課税の繰り延べ効果があるので良い
投資方針に合ったインデックスファンドを選ぶことが出来たら、後は積立て投資をおこなうだけです。
インデックス投信のメリットとデメリット
インデックス投資のメリット
投資のハードルが低く初心者でも始めやすい
インデックス投資は株式投資のような個別銘柄を選ぶ必要がありません。つまり、企業の経営状況や決算報告を確認し、現在の株価が妥当な水準であるかなどを分析する必要がないため初心者でも始めやすいといえます。
低コストで運用できる
インデックス投資は、他の投資に比べて信託報酬(運用管理費)がとても低い銘柄が多くあります。長期間の資産運用であれば尚更運用にかかるコストが低いほどパフォーマンスは向上していきます。
リスク分散ができる
投資初心者にとっては、ポートフォリオ(金融商品の組み合わせ)を組みリスクを分散させることは難しでしょう。しかし、インデックス投資の場合、指数に連動しているためインデックスファンド一つで分散投資になります。
インデックス投資のデメリット
短期で大きな利益は得られない
個別株であれば、経営に影響を与える情報が出た場合株価は大きく跳ね上がります。しかし、インデックス投資は指数に連動し中期間、長期間をかけて資産を形成していく運用法のため極端な値上がりは期待できません。
投資の経験を積むことができない
インデックス投資は信託報酬を払いプロに運用してもらう金融商品になります。そのため、個別株投資のように企業動向などを調べる必要がないため、投資に対しての経験を積むことは出来ません。
まとめ

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